工業高等専門学校
工業高等専門学校【高専】の概要
高専とは?
五年制の高等教育機関であり大学卒より若い技術者を養成するのが目的である。
5年間の一貫教育により各学科に共通する一般科目と学科別専門科目を効率的に学習することができます。
進路状況では、各高専によってかわり、就職したり、さらに学習したい生徒には、大学の3年生への編入や、高専の専攻科(2年間の修業年限をもって工業に関する高度な専門知識を学ぶ)に進学などがあります。
高専ではどんな勉強をするの?
高専にどんな学科があるか知ってますか?
機械工学科
機械設計のもとになる製図や機会ロボットの操作、加工技術の実習など技術をみにつけます。
電気・電子工学科
エレクトロニクス・エネルギー・情報通信について、授業・演習・実験により、じっくり学びます。
情報工学科
コンピュータに関わる学問を専門的に深く学び、人間社会への理解と豊かな人間性を養います。
環境都市工学科
土木工事の計画、設計、施工の運営管理に従事する技術者を養成します。都市や自然を対象にさまざまなハイテクノロジーを使い身近な生活を豊かに、快適にする工学です。
建築学科
建築の基礎的知識を学び建築物の設計管理、施工管理、建築行政などの業務を担当する技術者を養成します。土地家屋調査士などの資格取得が可能です。
材料工学科
工業材料の基礎知識を学び、エレクトロニクスを利用した製造過程の自動化、情報化、分析に必要な知識と技術を学ぶ。
高専で取れる資格
どんな資格が取れるの?
・ボイラー技師 ・危険物取扱者 ・自動車整備士 ・環境計量士
・機械設計技術者 ・情報処理技術者 ・エネルギー管理士 ・工業英検
・国家公務員Ⅱ種 ・地方公務員 ・ガス溶接技能者
等の資格を取得できます。
(工業高校同様専門的な資格に加えて多彩な資格が取れるような教育がされています。)
卒業後の進路?
気になる卒業後の進路は?
工業高校同様、電気、機械、コンピュータ、建設関連を中心に幅広い分野で活躍できます。ちなみにどの高専も就職率は100%といっていいでしょう。
ただ高専の場合、就職以外にも進学に関して幅広い進路が用意されていると言うのが特徴です。
主な進学先としては、そのまま高専に残って専攻科へ進むか、大学に進むかです。
大学進学の場合、主には技術科学大学もしくは工業大学への進学が目立ちますが国公立大学を含め、その大部分は推薦による編入になるので特別な受験勉強がいりません。
※専攻科・・・5年制課程の上にさらに2年間より高度な専門知識と技術を勉強し、創造的な研究開発や先端技術に対応できる人材を育成するために設けられた課程。専攻科の課程を修了すれば大学同様「学士」の資格が修得できます。